「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム
広報・記録委員長 牧田 克輔
この表題は、来年2002年の「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムを盛り上げるポスター（右写真）のキャッチコピーである。
障害者に対する社会の理解を深め、「完全参加と平等」を実現するため、2002年で終わるアジア太平洋障害者の十年を締めくくる３つの国際会議（2002年10月開催）と、今秋から展開する３つの国内推進キャンペーンをどうしても成功させなければならない。そして、これに続く新たな十年の出発を期さなければならない。そのためのポスターである。近々皆さんの手元にお送りする予定である。目立つところに掲示、周知されるよう、大いに活用していただきたい。
ポスターの図柄はアジア・太平洋を正面にした地球から人々が上昇気流に乗って、あらゆるバリアから飛び出す姿をイメージして描かれていている。そして、ポスターの下段に３つの国際会議と３つの国内推進キャンペーン、主唱団体と後援団体、草の根募金活動を告知している。
私たちの周囲にはあまりにもバリアが多い。情報のバリア、移動のバリア、就労のバリア、心のバリアｅｔｃ・・・。あらゆる生活の場でのバリアフリー、ノーマライゼーションを実現していかなければならない。
皆さん、2002年、バリアフリーの上昇気流に乗ろうではないか！！乗り遅れないためにも、この「とどけ、上昇気流 バリアフリー2002」のポスターを大いに活用していただきたい。
このほか広報・記録委員会では、「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムを盛り上げるため、2002年にその｢記念切手｣を発行してもらうよう、内閣府を通じて総務省（郵政事業庁）に働きかけている。この「記念切手」の発行もぜひ実現したいと考えている。
また、３つの国際会議、３つの国内推進キャンペーンのそれぞれの「チラシ」も作ることにしている。さらに、「２４時間テレビ」などのあらゆるメディアを利用して周知を図ることにしている。
なお、すでに関係団体の皆さんの手元にお届けしている｢ＡＰ10年ニュース｣、そして速報版として「ＡＰ10年フラッシュ」(墨字版と点字版)も随時発行していく。
さらに、８月末には、本ホームページを開設した。「ＡＰ10年フラッシュ」ともども、最新のニュースを載せていく予定である。とくに、関係団体の皆さんには、それぞれのホームページリンク集に加えていただき、最終年記念フォーラムのＰＲにご協力をお願いしたい。
（2001年度「ＪＤジャーナル」９月号より）