●新着情報20020109-2
放送のバリアフリー推進を目的に障害関係19団体で組織されている障害者放送協議会(会長=笹川吉彦日本盲人会連合会長、事務局=日本障害者リハビリテーション協会)では、昨年末、幹事会を開催し今後の活動方針について検討をおこないました。
この日の幹事会では、2002年の運動は、最終年記念フォーラムで実施している「情報バリアフリーとITネットワークの整備」推進キャンペーンを側面的に支援し、密接な連携のもとで展開していくという方向性が示されました。
ことしが「アジア太平洋障害者の十年」の最終年にあたり、記念フォーラムで取り組む国内推進キャンペーンの一環として「情報バリアフリー」「ITネットワーク整備」というテーマが掲げられていることから、兼ねてよりこの分野で先駆的な活動を見せてきた障害者放送協議会の動向が注目されていました。
1月中にはさっそく具体的な検討課題を話し合う小委員会を設置し、活動に入る予定です。
障害者放送協議会は、1998年9月に結成され、放送上での情報バリアなどの問題解決に取り組んできました。とくに2000年には、同協議会による文化庁との粘り強い調整が功を奏し、著作権法の改正を実現。「聴覚障害者のための放送番組などの字幕によるリアルタイム送信」(リアルタイム字幕)などが行えるようになりました。
(障害者放送協議会の詳細は、こちらをご覧ください。)