●新着情報20020123

国民の正しい理解を促す新名称が決定
−「精神分裂病」→「統合失調症」へ変更−

 日本精神神経学会(理事長=佐藤光源・東北福祉大教授)は1月19日、東京都内で開催した理事会で、精神分裂病の名称を「統合失調症」に変更することを承認しました。

 かねてより「差別や偏見を助長する」「人権を侵害している」として変更を望む声が強かった「精神分裂病」という名称については、アジア太平洋障害者の十年がスタートした1993年、全国精神障害者家族会連合会(全家連)が名称の変更を正式に要望していました。

 これを受けて関係当事者へのアンケートや公聴会などがおこなわれ、公募の結果、ドイツ語の原語の意味を翻訳し直した「統合失調症」という名称が最適との結論が出されるに至りました。

 今年8月に横浜市で開催される世界精神医学会で正式に発表される予定ですが、新しい名称の登場により、一般国民の正しい理解の促進につながることが期待されます。


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