●新着情報20020925
9月24日、平成13年3月末時点の「障害者施策に関する計画の策定等の状況」が内閣府から発表されました。注目される平成13年度末の時点での市区町村障害者計画の策定状況は、指定都市を除く3,234市区町村中、計画策定済の市区町村数が2,706で、策定率は83.7%という結果が出ました。
平成12年度末の策定率が74.8%(策定済市区町村数は2,422)ですから、8割を超える市区町村で策定が達成されたことになります。
しかしながら一方では、目標である100%策定にはほど遠い現状が浮き彫りになったとも言えます。また、相変わらず財政基盤が弱く人口の少ない市町村での策定率が平均を下回っています。
また、すでに計画を策定した市区町村のなかで、具体的な「数値目標」が盛り込まれた計画を策定した市区町村は36.2%(980市区町村)で、ようやく3割を突破したという厳しい状況にあります。
「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムでは、全市区町村での障害者計画策定を達成するため、国内推進キャンペーンのひとつとして「市町村障害者計画策定推進」キャンペーン活動に力を入れてきました。
現在、10月の国際会議に向けキャンペーン活動も全国展開を図るなど、ラストスパートに入っています。1日も早く全市区町村で計画が策定されるよう、障害者NGOどうしのさらに強く結束した運動こそが、今、求められています。
※今回発表された「障害者施策に関する計画の策定等の状況について」は、近日中に内閣府ホームページでも公開されます。